今回は、キッチンを選ぶ際に最大のカギとなる価格についてお話をしていきます。
各キッチンメーカーのキッチンの中にも、何種類かシリーズがある事はご存じでしょうか?
例えば、パナソニックの場合はVスタイル・ラクシーナ・リフォムス・Lクラス というように、4シリーズに分かれているんです。
シリーズを分けている理由は、単純に価格が違う事・選べる機能が違う事・シリーズによりコンセプトが違う事などがあげられます。
パナソニックの場合は、ラクシーナのバリエーションを絞ったものがVスタイルでだったり、リフォームに特化した商品がリフォムスだったり、特注プラン(フリープラン)』が可能な商品がLクラスだったりという事になります。
全てのシリーズの特徴をすべて把握するのはその道のプロでも困難なので、まずは価格帯(予算)からシリーズを選択し商品を決めていくのがオススメです。選んだ価格帯の商品で納得できなければ、「その上のグレードも選択肢の中に入れる」という考え方で商品を選んでいきましょう。
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キッチンメーカーのシリーズと価格帯を知ろう
とはいっても、まず初めに価格帯の全体像を知らなければ、何を選んでよいかわからないと思いますので、下記のような表を作成してみました。ご参考になればと思います。
※I型2550を基準とした定価の価格帯です。
梅の商品の特徴と立ち位置
梅の商品の立ち位置は何と言っても価格です。
分譲地や建売住宅で工務店が標準仕様としてスペックしている商品です。
特徴としては、バリエーションが少なく(色柄や選べる商品が少ない)、オプション品も絞っているという商品になります。
(生産コストを下げる為に出来る限り商品を絞って売り出しているからです)
かといって、キッチンとして劣っているのか?というとそうでもなくて、最低限の機能に絞っているというイメージです。
こんな人にオススメ
・こだわりはないけど、今のキッチンが古すぎるのでとにかく新しくしたい
・リフォームしたいけど、キッチンがメインでは無いのでキッチンでお金を使いたくない
・キッチンのリフォームをしたいけど、キッチンはシンプル良くて、その周りの造作にこだわりたい
梅を選ぶ際の注意点
・松や竹にくらべると引き出しなどの収納量が少ない(収納量を最低限にする事でコストダウンしている)
・色柄・オプションのバリエーションが少ない
竹の商品の特徴と立ち位置
梅の商品の特徴と立ち位置ですが、この商品は松竹梅の中で一番幅広く商品選択ができる商品群となります。
選択ができるというのは、『不要な機能を削って安くすることもできるし、オプションをふんだんに選択する事で高級グレードに近づける事ができる』という事です。
その為、分譲や建売などで使われえる事もあれば、新築やリフォームといったすべての工事で支持されている商品です。
飲食店に行った際に松・竹・梅の価格のコース料理があったとししたら竹を選ぶ確率が高いですよね?
キッチンも同様にこの竹のシリーズが人気の商品群となっているんですね。
例えば、機器を安いものに変えていけば梅に近づき、オプションで機能の良い商品を選んでいくと松に近づける事ができます。
竹のおすすめは、出来る限り標準のものを選択し、自分が本当に使いたい機器だけグレードUP(オプション選択)するのが良いと思います。
全体的に良い機能ばかり選択すると金額が跳ね上がってしまうので要注意です。
こんな人にオススメ
・特にこだわりはないが、最新の機器を使いたいと思っている
・扉柄やカウンター柄など、こだわって選択したい
・キッチンの引き出しなどの収納量を確保したい
竹を選ぶ際の注意点
・バリエーションが多い=機器の差が激しいので、安い商品を選ぶ際にはしっかりと性能を確認する事
・オプションの機器は【値引き率が低い】場合が多いので、選びすぎると松と変わらないぐらいの価格になってしまいます。
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松の商品の特徴と立ち位置
車にいいかえると『ベンツ』とか、【レクサス】の立ち位置です。
各社の最高のキッチンが松として販売されています。
松の特徴としては、なんといっても高級感です。
その高級感を出すために、カウンターやシンク、引き出しのレールやプランバリエーション(サイズや形)は梅や竹にないものが多くあります。
最近の各メーカーのトレンドとしてはカウンターを非常にこだわって商品開発をしているな~と感じますが、
カウンターだけでもそれぞれのメーカーの個性が非常に感じられますね。
こんな人にオススメ
・とにかくキッチンの存在感を全面に出したい!
・周りの人が持っていないキッチンがほしい!
・キッチンメーカーの最先端の技術に触れたい
・自分の家の間取りにピッタリのキッチンを作りたい(サイズオーダーなど)
松を選ぶ際の注意点
・松にしかない商品を選択していかないと、竹とあまり変わらないのに高額になってしまう
・基本的に値引き率が低いのので購入価格も高額となる(定価とあまり変わらない)
・納期がかかる場合がある
まとめ
最後までありがとうございます。
上記の事を簡単にまとめると下記のようになります。
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